IE9ピン留め

白い想ひ出

# by a-saikorona | 2006-07-24 17:10 | 白い想ひ出 其の1 

 白い馬

 背中に乗せるお客さん この頃めっきり減ってきて  
 お馬もめっきり痩せました だからお客になったけど おなかがすいて歩けない
 イチニイ、イチニィと首振って 必死になって歩くけど 哀れで途中で降りちゃった
 
 一緒に歩いた湖畔の日 今日も必死に首振って 
歩いてるだろかお馬さん
 「今度生まれてくるときは、おなかが すかない木馬がいい」

# by a-saikorona | 2006-07-24 17:05 | 白い想ひ出 其の1 

白い帽子

 ひらひらと 風に揺れてる花びらの
 帽子がお洒落な ひまわりさん ひとりぼっちのひまわりさん
 とっぷり日暮れてまたあした 朝日が出たらガンバロね。

# by a-saikorona | 2006-07-24 16:37 | 白い想ひ出 其の1 

 白い行列

 アヒルの水兵さんの行列だ トンネルくぐって次の駅
 電車ごっこはだれのマネ 「よいこのマネは疲れるよ」 「おいしい店に並ぼっと」

# by a-saikorona | 2006-07-24 16:07 | 白い想ひ出 其の1 

 白い昆虫

 すーてられた すてられた カーブト虫もカマキリも
 大きく育って怖がられ 町のはずれに捨てられた。
 
 なーっちゃった なっちゃった 虫の王様育ち過ぎ 
 食べすぎのみ過ぎ太り過ぎ 大きくなったら捨てられた
 山の麓の町はずれ。

# by a-saikorona | 2006-07-24 15:53 | 白い想ひ出 其の1 

お医者さんちの白い窓

 思い出します 怖い窓 お医者さんちの 白い窓
 お多福風邪に 扁桃腺 にがいお薬 注射針  看護婦さんの冷たい手

# by a-saikorona | 2006-07-24 15:31 | 白い想ひ出 其の1 

白い想ひで (2)

# by a-saikorona | 2006-07-15 17:32 

 白い廃墟の遊園地

 あの長いジエットコースターの姿が消えてもう何年経つのでしょう。
でも、どこかで走っている音がきこえてくるんです。耳をすますと。

 遠い雷鳴のような、海鳴りのような音だけがきこえます。
 
廃墟になった遊園地、こどもたちの声が消えた遊園地。
長いジエットコースターだけが、「銀河鉄道」のように空を駆け巡っています。

# by a-saikorona | 2006-07-15 17:26 | 白い想ひ出 其の2 

 白い館

 或る日、公園の隣に白い大きな物がふんわり現れました。やがて、気がつくとそれは巨大な建物で、にぶく光ってました。ついさっきまでは、なかった物です。絶対なかった風景でした。

# by a-saikorona | 2006-07-15 16:55 | 白い想ひ出 其の2 

 白い綿菓子

 
 風のひどい日、何やら白いものが一面に拡がって飛んできました。郷愁の、あの祭りの日買った綿菓子のフワフワが飛んできたような、(タダで)快感がありました。しかしそれは洗剤の泡でした。
 次第に顔やら目やら、鼻の穴がムズ痒くなってきました。
 「桜の花びらが散る時のような風情もあるよ」 やがて、その痩せ我慢も限界、とうとう、泡を食って逃げ出しました。 ハックショイ。

# by a-saikorona | 2006-07-15 16:36 | 白い想ひ出 其の2 

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